KyEO『TIME_LEAP_EP』全曲紹介&試聴

KyEO『TIME_LEAP_EP』全曲紹介&試聴

需要があるかはひとまず置いといて自身の記録的にも記しておきたいと思い、この記事を作りました。試聴して気になったらライブに来て、音源(やグッズなど)を買ってもらえれば嬉しいです。

まず音源タイトル「TIME_LEAP_EP」とは、この音源が”時間を超えた未来に(タイムリープ)繋がってほしい”という思いで付けました。Tha Blue Herbの1stアルバムに収録されている「孤奮」という曲のリリックに「皿(レコード)は旅をする、時を軽く超える…」という言葉がありずっと残っていて、それも由来の一つです。あとはタイムリープを題材にしたアニメ・ゲーム作品「Steins;Gate」のオマージュも少しばかりあります。

そんな感じでCDジャケットデザイン(裏表)から曲にいたるまで、いろんなところにリスペクト由来のオマージュが隠されています。それを自分で見つけるのも楽しみだと思うのであえて全てをここには記しませんが、興味のある方はぜひそのあたりも楽しんでください。ついでに曲のコンセプトやテーマについても聴いた人の想像になるべく任せたいのであまり書きません。色々わかった方、わからない方もLive会場やらSNSなどで声かけてもらえると喜びます!

by yoherix@KyEO

  1. target_blank
    タイトルはWeb関連用語より。”未だ見えない(未来の)聴衆に向けて”という意味も込められてます。イントロ頭のクリーンギターはリズム録音時に一緒に仮録りしていた”アドリブ一発録りテイク”をそのまま使用。何度やり直しても最初のテイクを倒せない。ことが個人的によくあります。途中で被さるノイジーなSEは、音を悪くするためヘッドホンをマイク端子に差し、適当に喋ったボイスをさらに歪ませたもの。最後のシャウトは複数人ではなく、メンバー3人が色んな声で録ったものをMIXして使用。Re:Tsuoのデスボイスや、(聴き取れるかわからないけど)4geの裏声・変声シャウト(笑)も入ってます。


  2. K/y/E/O
    1st Demoにも入っている代表的(?)ナンバー。初期の頃はテンポが今よりだいぶ遅く雰囲気が全然違います。POPに聴こえど5、6、8拍子が入り混じる割とカオスな曲構成となってます。クリーンから一転して歪みになる部分の、少し遠くで聞こえるFUZZギターは耳障りになるようあえてライン直録り(アンプ・スピーカーシュミレーターなし)な音にしています。ジリジリしたワルイFUZZの音が好きなので。

  3. girl…
    初期の頃から演ってるものの今回ようやく音源化できた曲。以前は同じ詩を別の声優さんが朗読したサンプリングを使ってたけど曲に合わせる点において少々不満や諸問題もあり、音源化を期に”理想に近い声質を持つ声優さん”をインターネットで探し出し、その方に朗読してもらいました。相当細かいところまで要望を出し申し訳ないくらいリテイクを繰り返した末、最終的に”やり直しが全く必要ないバッチリ理想通りのテイク”をいただいたので最高か。とそのとき感動しました。最後のギターソロは1曲目イントロと同じく”アドリブ一発録りテイク”をそのまま使用。初期衝動に勝るものなし。

  4. nu;cleus (アカフジ)
    これも1st DEMOに入っている曲。これまた初期の頃はテンポが半分くらい(体感上)で驚きの遅さでした。最近のLiveでは間奏のアレンジが少し変わっています。ギターソロ後のフィードバックはそのためだけにスタジオを借りて後から録ったもの。サンプリング元ネタ(映画)は日本語サブタイトル参照。ちなみに自分が曲にサンプリングを使うのはHip-hopの影響がとても大きいです。そのあたり最も影響を受けた中でいうと、日本映画のサンプリングを多用した、Shing02「緑黄色人種」という1999年にリリースされたCD2枚組の名盤があります。当時Hip-Hop界隈より先にロックファンの間で評価されたことからもわかる通りジャンル関係なく聴けるので、未聴の方はぜひ聴いてみてください。

  5. trans-galaxy exp.
    最後の曲へのインターバルのために作った、ギターだけの小曲。一発録りのギターをFUZZとクリーントーンに振り分け合成、ピッチシフターで遊んだアドリブテイクを重ねてそのまま使用。アウトロのグワーッと上がる音は初代Deluxe Memory Manの発信音。モチーフである(銀河)鉄道の音を録音するため、マスター音源入稿前夜かつ徹夜グロッキー状態のままJR鳥取駅よりレコーダー片手に乗車し走行音を録音、鳥大前駅に到着後、空腹を満たすため小雨降りしきる中を歩き大学生に人気の二郎インスパイヤ系某ラーメン店でたらふく食ったあと最終便に乗車(走行音REC)→帰宅→レコ再開という超ハードスケジュールコンボの元にできたという思い出深い曲です。

  6. NO_UNDER[CTRL]
    いくつかの曲の断片が合わさって組曲的にできたプログレッシブな曲。タイトルは最後まで迷ったあげく自主企画のタイトルと同じこれに決めました。バンドのいろんな要素が詰まっていて締めにふさわしいチューンではないかと思います。バッキングのギターフレーズになかなか納得がいかず何十回も録り直しを重ね苦労しました。アウトロ335拍子のテーマはずばり「お祭り」。心踊ってください。

KyEO『TIME_LEAP_EP』特設サイト

[BREAD x KyEO] elephant x KyEO Wレコ発 特設ページ

 

〜回想〜

2013年の1stデモリリース後しばらくしてメンバーチェンジがあり「現メンバーで既存曲と新曲を録音して2ndデモを作ろう」という軽い気持ちで2015年春頃から録音を開始、ストロベリーフィールズでのリズム録りはその時点で終わっていたものの、軽くラフミックスして聴いてみたところ「これはデモにしておくにはもったいない、なんとか正式音源としてまとめねば」という気持ちになり方向転換。

bachoレコ発企画の時から「近々音源を出します」と言って、音源の構想は膨らむものの仕事の多忙なども重なり思うように時間が取れずに年が過ぎ、ある程度落ち着いてきた頃合いを見計らって不足していたプラグインや機材たちを繁忙期に稼いだ資金で購入、再び限られた時間の中を縫って作り込んでいきました。

 

最初はひたすら地味〜な波形の編集作業を続けつつ、地元のLiveに出演する中、2016年夏の終わりのとあるイベントでDJ takerufとの出会いがあり、同年12月に彼が主催するイベント「RESOLVE CARD」at 福岡でのLiveが決定。なんとかそこにはリリースを間に合わせよう!ということになり、秋頃から必死に追い込みを開始。それこそマスター音源納品の朝ギリギリまで録音、ミックス、マスタリングを行い、データ形式で送信、そこからプレス工場(台湾)へ送られ、なんとか全てがギリギリで間に合いました。

 

なおクレジット表記は間に合いませんでしたが、他業者では門前払いレベルの超短納期と無理を受け入れてくださった東京ディスクセンターさまには大感謝です。絶対的に信頼できるので、CDプレスをお考えの方はぜひ(ステマではなく)。

そんな必死の状況下で作られた音源のため、後から聴き返すと「もっとあそこをああしたかった!」とか「あそこ直すの忘れてた!」とかキリがないくらい色々とありますが、ひとまず作品として世に出すことが先決だったんで結果オーライです。自分の好きな作品も割とミステイクがそのまま入ってたりするので、それも味になれば。。いずれ再録・リマスターなんかできる機会があればその時に気が済むまでやろうと思います。

 

・・そして音源制作に追い込まれつつも並行して制作していたイラスト(手描き)およびCDジャケットデザインがようやく完成したのもリリース予定の約一週間前。もはや納期的にも予算的にもCD制作業者に頼むのは無理筋!というところで「昔のインディーズの人たちはレコードジャケットを自分たちで切り貼りして作っていたらしい」という情報を基に「俺らでもなんとかなるんじゃね?PUNKといえばDIYっしょ」的安易な発想により無謀にもCDジャケットDIY制作を決行(300枚限定)。印刷のみを超短納期で業者に依頼し、リリース&福岡Live前夜にメンバー+Airbagヒラオくんで集まり、切ったり折ったり貼ったり施工錯誤しつつも2〜30枚ほど作り、翌朝福岡に向かったのでした。

 

ほぼ徹夜で30分ほどしか寝れなかった自分は、鳥取→福岡行きの車内の記憶がほとんどなく目が覚めたら到着していたような状態。その福岡はなんだかんだ楽しかったです。ただ某韓国アイドルグループの来福と重なったせいか宿泊施設が全滅し、寒い中で車中泊した苦しみを除き。。今回レコ発イベントに参加してもらえるelephantとの出会いもあり、重要な機会となりました。主催のtakeruf君ならびに当日会場でCDをお買い上げ頂いた方々も誠にありがとうございます。(口約通りその日の売り上げは鳥取中部地震復興のため全額寄付いたしました。証明書類が届き次第アップします)

 

 

〜あとがき〜

このサイトを立ち上げた意図もそうだけど「地元のバンドシーン的な状況を何とか良くしたい」という気持ちはあれど、実際はそこまで気負ってるわけでもなく、楽しむこと前提にマイペースに活動を続けてきました。今後も色々やりたいことや目標はたくさんあるので可能な限りは続けていきたい所存です。うちらだけじゃなく無名のローカルバンドは意気込んで外の世界に挑んだところでまるで相手にされなかったりスルーされることも相当多いと思うけど、信念持ってしつこくやり続けていればいつか何かが変わるかなと。まあそんなことよりも、全国を回ってうまいもん食ったり人と出会ったりできることがバンド活動の醍醐味の一つなので、もっと色んなところでライブをできるように今後もマイペースに活動してまいりたいと思います。引き続きよろしくお願いします!
 

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